南北に広がり、海も山もある茨城県。東京から近い、自然豊かな茨城なら1日十分遊び尽くせます。たくさんある観光スポットの中から、モデルコースをご紹介します。
1.江戸時代からの情緒が残る街・真壁をめぐる1日
常磐自動車道 土浦北ICから車で35分で真壁の街並みへ。筑波山の北側に位置する桜川市にあります。江戸時代から明治・大正にかけて、この地方の文化・産業の中心地として栄えた真壁の市街地には、300余棟の見世蔵・土蔵・門などが残っています。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された街並みを歩くと、せわしい日々から抜け出したような気分に。2月~3月3日までの「真壁のひな祭り」期間は、特に観光客でにぎわいます。
① レンタル着物に着替えて街並みを散策
真壁にある江戸初さんでは、レンタル着物があります。和装小物や草履・バッグ、そして着付けも込みで3900円!
要事前予約です。
江戸初
https://edohatsu.jimdo.com
ゆるりと街の日常を感じながら散歩するもよし、年に4回開催される「まかべ日和」という市や神社でのお祭りに合わせて真壁の街を歩くもよし。
② 昔ながらの創りが残るお店でゆったりランチ
雑誌やテレビでも紹介されている「伊勢屋旅館」でゆったりと手作りランチを味わうひととき。登録文化財があるお座敷でいただけます。
要事前予約です。
伊勢屋旅館
http://www.kankou-sakuragawa.jp/page/page000136.html
③ 西岡本店で酒蔵見学
看板商品「花の井」のほか、クラウドファンディングでスタートし、田植え体験や酒造り体験もある「ココロヅケ」など、伝統を守りつつ新しい風を取り入れる酒蔵。酒蔵の見学も可能。
要事前予約です。
花の井
http://hananoi.jp/the-tour
④ こぢんまりとしたカフェでゆったり過ごす
酒蔵見学のあとはレンタルした着物を返して、カフェでまったり。
旅人Cafe TOY BOXで、挽きたてコーヒーと手作りケーキで休憩タイム。
”旅人cafe TOY BOX”のツイッター
https://twitter.com/sakuraikanonsen
⑤ 疲れた体を癒しに立ち寄り
街歩きは後から足が疲れたりしやすいもの。今日の疲れは今日のうちに解消!ということで、温泉施設「ゆららの湯」へ。高濃度炭酸泉のお湯につかって一息つきましょう。ボディケアやあかすりもあります。食事処だけでも利用できるので、少し早めの夕食をゆっくり取っても。
ゆららの湯
https://yurara-yu.com
真壁町のイベントに合わせて出かけると、さらに楽しみも増しますよ。
真壁町のイベントは、桜川市観光協会のホームページをご覧ください。
桜川市観光協会
http://www.kankou-sakuragawa.jp
2.ここはいずれもパワースポット!千葉と茨城を結ぶ東国三社へ
千葉県の香取神宮と、茨城県の神栖町にある息栖神社、鹿嶋市にある鹿島神宮の三社を参ることを「東国三社参り」と言います。香取と鹿島はどちらも武道の神様としても知られており、道場には両社に祀られている神様の名を記した掛け軸があるところも。
① 東関東自動車道 佐原香取ICより香取神宮へ
香取神宮での見どころは楼門や本殿。そして、鹿島神宮にもある「要石」。香取神宮にある要石は凸型で、掘っても掘ってもどこまでも深く差し込まれて取り除くことができないとか。
鹿島神宮にある要石と一対で、地震を起こす大鯰を押さえているといわれています。参拝を終えたら、ぜひ名物の「厄落とし団子」を。境内の奥にあるお茶屋さんにもありますし、参道にあるお茶屋さんでも購入できますし、お店でいただくこともできます。
香取神宮 公式ウェブサイト
https://katori-jingu.or.jp
② 茨城へ行く前に、小江戸・佐原の街を散策しよう
香取神宮がある香取市は、江戸時代に商人の町として栄えた水郷・佐原があります。利根川の支流である小野川沿いには、日本地図を測量した伊能忠敬記念館があり、周辺には古民家を活かしたカフェなど、情緒ある町並みを楽しむことができます。蔵が残っている場所もあります。佐原の街並みを楽しむヒントに。
水郷佐原観光協会
https://www.suigo-sawara.ne.jp
③ 日本三霊泉に数えられる『忍潮井』がある息栖神社へ
佐原から息栖神社がある茨城県神栖市へは、車で約30分ほど。地元の鎮守神社なので、こじんまりとしている神社ですが、日本三霊泉の一つとして、1000年以上もの間、清水を湧き出し続けてきたとされています。
神栖市観光協会 > 観光・レジャー > 息栖神社
http://www.kamisu-kanko.jp/kankou-page/ikisu.html
④ 「鹿島立ち」の語源になった神社・鹿島神宮へ
香取神宮のご祭神・経津主大神と共に国譲りの交渉をした、武甕槌大神を祀る神社です。「鹿島立ち」とは「旅立ち」や「門出」を意味する言葉で、鹿島神宮が由来とされています。
これから新たな一歩を踏み出す方は、鹿の刺繍が施された「鹿島立ち守」はいかがでしょうか。こちらにも「要石」があります。鹿島神宮の要石は凹型で、掘っても掘っても掘り起こせないといわれています。鹿島神宮内にある森は、森林浴スポットとしても人気があります。
鹿島神宮 公式ウェブサイト
http://kashimajingu.jp
⑤ 高速に乗る前に、水の郷さわらで一休み
利根川沿いにある道の駅のような場所です。
お土産を買ったり、フードコートで小腹を満たしたりして、休憩にぴったりですよ。夕暮れ時の風景や、川面にキラキラと光が反射した様子など、景観も見事!
水の郷さわら 公式ウェブサイト
http://www.e-sawara.com
いかがでしたか。
1日車で動き回りますが、茨城県の主要な観光スポットとは少し趣の異なるコースをご紹介しました。都心から行っても十分1日楽しめるので、ぜひ行ってみてくださいね。