金沢市立 安江金箔工芸館
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金沢は歴史と文化の街。歴史的な建造物の他にも、芸術を楽しめる場所が多い事をご存知でしょうか。今回は観光で金沢に行くなら、一緒に楽しみたい芸術に触れるスポットをご紹介します。
1.金沢といえば金箔！金箔を身近に感じられる美術館
金箔の箔打ちが始まったのは、加賀藩祖である前田利家が文禄2年に、七尾で金箔を金沢で銀箔を打つように命じた記録があるため、これが最初ではないかと言われています。
一旦途絶えたものの再度復興しつつも、職人の数が減少。平成21年に「金沢金箔伝統技術保存会」が設立され、縁付金箔（えんつけきんぱく）の伝統的な製法技術を次の世代へ伝承する動きが興（おこ）っています。
この「金箔」の芸術を体感出来るのが、金沢市立安江金箔工芸館。
観光の有名どころである「ひがし茶屋街」にあります。金箔で出来た作品の展示や、金箔の成り立ちなどを見学してみてはいかがでしょうか。
金沢市立安江金箔工芸館
住所：石川県金沢市東山1-3-10
電話番号：076-251-8950
開館時間：午前9時30分～午後5時
休館日：年末年始（12月29日～1月3日）と、展示資料の整理等のために必要とする期間
観覧料金：詳細は下記でお確かめ下さい。
https://www.kanazawa-museum.jp/kinpaku/index.html
2. 金箔の事を知ったら、実際に箔打ちをしてみよう。
ひがし茶屋街では、お土産や自分への購入にぴったりな金箔製品も数多く販売されています。お店によっては金箔の箔打（はくう）ち体験が出来るところがありますので、事前に確認・予約しておきましょう。
お店によっては、空きがあれば体験出来るところもありますが、それでも予約優先です。時間を効率よく使って楽しむなら、事前予約は必須！
・箔座ひかり蔵
お店の奥の小さな庭園に「純金プラチナ箔」の外壁、24K純金箔の内壁で作られた「黄金の蔵」があり、見る事が出来ます。目の前で見ると、きらびやかで圧倒されます。
店内には、箔座オリジナルの「純金プラチナ箔」を施した製品の数々が並び、お土産だけでなく、「自分へのごほうび」として欲しくなるものばかり。
またこちらでは「箔座稽古処」として箔押し体験が出来ます。
当日予約は出来ないので、前日までに予約が必要です。
箔座ひかり蔵 ホームページ
https://www.hakuza.co.jp/shop/hikarikura/
・金箔屋さくだ
ひがし茶屋街に本店があるお店。金沢市立安江金箔工芸館からもすぐ近くです。金箔貼りの体験をすると、店頭での買い物で使える１０％オフチケットももらえます。予約状況と予約フォームがあるので、思いついた時に申し込んでおけるのも助かります。
金箔屋さくだ ホームページ
https://goldleaf-sakuda.jp
・かなざわ 美かざり あさの
金沢市内に観光施設箔巧館がある「箔一」のコンセプトショップ。このコンセプトショップでも箔貼り体験が出来ます。箔巧館は金沢市内ですが、”かなざわ 美かざり あさの” は ”ひがし茶屋街” にあるので、散策の前後に箔押し体験の予約を入れられます。
店内では金箔に限らず、石川県の伝統工芸の中から可愛くて使いやすいものを、セレクトして販売しているので、石川県の伝統に触れる事も出来ます。
かなざわ 美かざり あさの ホームページ
https://kanazawa.hakuichi.co.jp/shop/kanazawa-asano.php
3. 伝統工芸だけじゃない！アートに触れる街・金沢
金沢には金箔以外にも二俣の和紙や桐工芸など、たくさんの伝統工芸が残っています。金沢だけではなく、石川県の伝統工芸の展示を見る事が出来る石川県立伝統産業工芸館もありますし、現代アートでも有名な金沢21世紀美術館や、禅の世界を空間で体現した鈴木大拙館（すずきだいせつかん）などもあります。
金沢の街中にある美術館巡りだけでも、一日中かかりそうなほど、内容が充実しています。行く時には、「今回はここに行く！これを見る！」と決めて、プランを立てる事をオススメします。行き当たりばったりでは、時間を大きくロスしかねません。
美術館だけでなく、金沢駅東口の「鼓門（つづみもん）」や、やかんのオブジェなど、駅周辺だけでもアートがたくさんあります。
いかがでしたか。
金沢の芸術といえば、まず思い浮かぶのが「金箔」。金箔で出来た作品や展示品は、それ自体が芸術！これは一度は観ておきたいものです。
歴史の中で育（はぐく）まれてきた伝統工芸で、作られた芸術作品が多い場所・金沢は、「日本の芸術の都」と行ってもよさそうです。観光名所の中で、美しさや芸術に触れる事が出来る金沢へ、あなたも行ってみませんか。